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クラシックを聴いて欲しい!①

2023/03/05

皆さんこんにちは、ソナーレピアノ教室です。

前回までは発表会の様子をお伝えしました。書いていてふと気がついたのですが、今回の発表会の曲目は全員クラシックでした!

確かにいつもクラシックを中心に選ぶのですが、生徒さんが弾きたい曲があればジャンルを問わず挑戦して頂いています。
ですが今回は人数が少ないこともあり、特にご要望もなかったため連弾も含め全員クラシックを弾いて頂きました。

音楽はどのジャンルも素晴らしいと思います。現在はたくさんのジャンルがありますから皆さんお好きな曲を聴き、ピアノが弾けるのであればそれをご自分で表現できると楽しいですよね。
そしてまたご自分に馴染みのないジャンルも聴いてみると面白いと思います。

その一つにクラシックをお薦めしたいと思います。長い歴史のあるクラシックは聴き方が分かり慣れてくると本当に面白いです。

でも実際は皆さん結構クラシックを聞いているんですよ。実はテレビのコマーシャルやドラマの中にけっこう使われています。
私も見ていて「あっ、この曲が使われている!」と思うことがしばしばあります。
それだけ様々な雰囲気の曲があり、また心を動かされる要素があるんですね。

でもいざ聴こうと思うと「長い」、「眠くなる」などなど壁が立ちはだかります。
ですがこれを逆に考えて、短い曲、自分が興味のある楽器、または演奏出来る楽器などから入ればきっと聴きやすくなるのではないでしょうか。

では曲を選ぶ際、どこを気をつければ良いかを具体的に書き出しますね。

1.短い曲

先ほども上げました。まずは短い曲から聞きましょう。長さは5分強、10分以内が良いと思います。ポップスの1曲の長さがだいたいそれぐらいですよね。普段聴いている曲と長さが変わらないものを選べば、飽きずに聴けると思います。

2.1曲だけ聴く

クラシックは1曲で完結しているものもありますが、だいたい数曲入っていて一つの曲となっているものが多いです。
もちろんこの数曲は関連性もあったりするので慣れてくれば是非続けて聴いて頂きたいのですが、はじめのうちは1日1曲聴く方法をお勧めします。
たった1曲と思われるかもしれませんが、全部聴くとだいたい30分以上かかってしまいクラシックが敬遠される原因「長い」に当てはまってしまうので、敢えて1曲にしてもう少し聴きたいなという思いを大事にしましょう。

3.題がある音楽がお薦めです。

クラシックには題がある「標題音楽」と題がない「絶対音楽」があります。標題音楽は19世紀に花開いたロマン派と言われる時代に生まれました。
ロマン派と言われるぐらいですからロマンチックで風景や人間の心を描写したような心動かされるものが多く、しかも題もついているので音楽が何を言おうとしているのかわかりやすい。
反対に「絶対音楽」は交響曲第何番のような題名のないものです。(ちなみにベートーヴェンの運命も絶対音楽です。運命は後の人がつけたニックネームのようなものです。)音楽以外のものを描写するのではなく、音だけで音楽を表現する音楽になります。
名曲も多い絶対音楽ですが、題がなく聴く手がかりを見つけにくいので、興味のあるもの以外はまずは標題音楽から聞いた方がよいでしょう。また聴くのでしたら2.で書いた1日1曲(1楽章だけというような)にしましょう。
またロマン派の中でも後期ロマン派と言われるマーラーやブルックナーの交響曲は一つの楽章だけでも長いので、最初のうちは避けた方が無難です。

以上3点を上げさせて頂きましたが、ピアノを習われている方はどんな曲が良いかピアノの先生に聞いてみるのもよいでしょう。
きっとあなたに合った曲を選んでくれると思いますよ。

今日もお読み頂きありがとうございました。

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