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もっと上手に弾けるようになりたい!

2022/03/31

皆さん、こんにちは。ソナーレピアノ教室です。

前回は部分練習の大切さをお伝えしました。
今日は一通り弾けるようになったんだけれど、なんだか上手に聞こえないというお悩みにお答えしようと思います。

発表会の曲などは、普段弾く練習曲よりも長く難しいですよね。
またスラスラ弾けるようになったらおしまい!ではなく曲の表情もかなり作りこんでいくことと思います。
勿論、レッスンで指摘してもらい作っていくのですが、その前にご自分で出来ることをしておくと、よりレッスンの内容が深まります。今からその1つ1つを挙げてみますね。

1.姿勢

皆さん、良い姿勢でピアノの椅子に座っているでしょうか。

いきなり「姿勢」で、ピアノに関係ないように思われますが、姿勢は良い音を出すためにとても重要です。
猫背ではなく反りすぎもせずまっ直ぐ座り、座骨に重心を乗せるようにします。
こうすると無駄な力が入らずに効率的に音を出すことが出来るようになります。
なお出来れば足台を使いましょう。
足が安定し、より身体の安定感が増します。
もし専用の足台がないようでしたら、何でもよいのでちょうどよい高さのしっかりした台を使いましょう。

2.手の形

これも良く先生に言われることなのではないでしょうか。
手の具体的な形につきましては、先生それぞれのピアノ奏法や考え方もあると思いますのでここでは書きませんが、正しい手の形で弾くと音が格段に響くようになり、それだけで上手に聞こえます。
でしたらやらない理由はないですよね。是非手の形を見直して、美しい音を手に入れてください。

3.指番号

皆さん、指番号通りに弾いていますか?

指番号はとても合理的に考えられているので、その通りに弾くと、とても弾きやすくなりますよ。
さらに弾きやすいだけではなく、音の音色も考えられています。
指は親指、人差し指など長さや太さが違いますよね。
もちろんすべての指が均一に弾けることも大事なのですが、指番号はこの指の個性の違いも考えて作られています。
必要な音に必要な指になっているので、必ず指番号通りに弾きましょう。(楽譜によっては大人が弾くことを念頭に入れた指番号になっており、お子さんには弾きづらく感じられる場合もあります。その時は先生に相談し自分に合った指番号を考えましょう)

4.音の長さ

これも当たり前のように思えるかもしれませんが、意外にいい加減になってしまうのが音の長さなんです。
4分音符、2分音符など音符は固有の長さを持っています。
作曲家はその違いを正確に楽譜に書き入れていて、その表現を求めていますので、音の長さを守ることは作曲家の意図に近づくことになります。

5.記号

記号は強弱記号、速度表示、発想記号など様々あり、楽譜に細かく書いてありますよね。
これらは作曲家からの指示で、曲の本来の姿へ導く道しるべなので、必ず守りましょう。
レッスンで音楽を作っていくときも大事な手掛かりになるので必ず把握しておきましょう。

6.スラー

記号と一緒なのですが、スラーは音楽の文章であるフレーズのを作るうえでも大事な要素になります。
朗読するときもどこで区切って、どのようにまとめて読むかは大事ですよね。
音楽も同じでどのようにまとめ、流れを作るかはとても大事になります。
基本的にスラーが書かれているところは音をつなげ、まとまり感を出すために最後は丁寧に弾きます。

7.テンポ

皆さん、一定のテンポで弾けているでしょうか。
もちろん、曲の中には自然な揺らぎがあります。今ここで言っていますことはそういうことではなく、難しいところで遅くなったり速くなったりと、曲に関係なく自分の技術の都合でテンポが揺らいでしまうことです。
これはとても不自然になってしまいますので、技術面での練習をしっかりし、メトロノームを使うなどして、テンポが揺らがないで弾けるようにしましょう。

以上のことはご自分でも出来ることなのですが、よく考えてみると深い意味を持っており、曲を作り上げていく上で本当に大事なことだなと、私も書いていて思い直しております。
今日は箇条書きでまとめてありますが、これらのことは今後もこのブログで触れていこうと思います。

今日もお読みいただきありがとうございました。

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